結核は昭和20年代まで「不治の病」と呼ばれていましたが、薬の開発やワクチンの普及などによって激減しました。しかし、結核は現在も完全になくなったわけではありません。
最近の結核罹患者の傾向をみると、65歳以上の高齢者が約6割を占めています。
これは、かつて結核がまん延した際に感染し、若いうちは発症が抑えられていたのが、高齢になって免疫力が落ちたことなどから発症する人が増えたと考えられています。
また、近年は若年者を中心に外国出生者の罹患者が増えています。
出典:公益財団法人結核予防会 結核について
https://www.jatahq.org/about_tb/
結核を発病している人が、咳やくしゃみをすると飛沫に含まれる結核菌と呼ばれる細菌が空気中で飛び散り、他の人が吸い込むことにより感染します。
結核菌は体の免疫力が弱っている時などに増殖し、やがて結核を発病します。
ただし、全員が発病するわけではありません。
結核の症状は、風邪等の症状とよく似ています。
また、高齢者の方は、発病しても上記の様な症状がない場合もあり、次の症状にも注意が必要です。
先ずは、診察を受けましょう。
新山手病院では結核に関する検査や診察を行っております。